この映画は、小さなカメラを片手に街々をほっつき歩く、1人のフーテンおやじのアヤシクもアブナイ生活日記である。いったい、何処へ行こうとしているものか、自分でもよく分かっていない、一匹のノラ犬おやじの日常の軌跡である。
森山大道 


「テレビ」みたいだというひとがいるようだけれども、見た印象はむしろ「写真集」のほうが近いのではないか。森山大道の写真が展示よりも書物を志向しているように、この「映画」も同様にファイルの集積でできている。その意味で、このペラペラ/パラパラな感じこそ「ドキュメンツ」なのだ。
椹木野衣(美術評論家) 


暗室のバットの上で、ひらひらと動く指。カメラをすっと持ち上げて、シャッターを切るまでの滑らかな軌跡。それらのディテールの集積を、眼で味わう歓び...。
飯沢耕太郎(写真評論家) 


写真を見る行為とは意識しようがしまいが、撮影した人の目線に立つということに他ならない。森山大道の写真が多くの人を魅了し、そして多くの人が森山大道の生き方を知りたくなるのは当然のことである。
しかし、映画から見えてくる森山大道の生き方はあまりにシンプル。そのシンプルさ加減は写真行為そのものかのように思えた。
とうてい敵う人ではない。
笠井爾示(写真家) 


森山大道という病(ヤマイ)を生きる男をうらやましく直視せよ!
ホンマタカシ(写真家) 


男臭い生き方におばちゃんのような目
写真愛の底無し沼にはまった自分をクールに凝視している写真家の生き様は荘厳な美しさ。                        
長島有里枝(写真家) 


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