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≒舟越桂
クスノキを素材とした木彫の半身像に大理石の眼。ヴェネツィア・ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレ、ドクメンタIX、シドニー・ビエンナーレなどに参加し、その独自の存在感を持つ作品は、日本のみならず、海外でも高い評価を得ている。またベストセラー小説「永遠の仔」など、数多くの文学作品の表紙を飾る舟越桂の作品は、誰もが目にした事があるだろう。『≒舟越桂』は昨年はじまった裸像シリーズの新作の制作過程を中心に、彫刻家“舟越桂”を浮き彫りにする。「綿密な計算と偶然の調和」と「リアリズムから“舟越的リアリティ”の追求」により生まれる彼の作品は素朴で、暖かく、優しい。また、静かに遠くを見つめている眼差しが不可思議な魅力を宿す。様々な工夫に満ちたアトリエでの創作活動、回顧展、講演会、大学の授業、広告出演と多岐にわたるフィールド、作業中の口笛から合間のスポーツ中継・・・。カメラは“舟越桂”という彫刻家の姿と、彼がクスノキに命を吹き込む過程を丁寧に撮り続けた。
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